文庫屋「大関」/がらん堂
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新磯の魚には、ヒゲがある
今回は、荒磯です。この、皆さん御存じですか?茶道をよくなさるかたなら御存じかもしれませんね。
玄人は<ありそ>と読みます。
柄の画像 チョットひょうきんなこの荒磯は、現在はなかなか見ることも珍しいと思いますが、伝統的な名物裂(めいぶつぎれ)として、由緒あるなのです。
そもそも名物裂(めいぶつぎれ)とは、その昔、室町時代、足利義満、義政の頃に明(ミン)との貿易で渡来した緞子(どんす)や金襴(きんらん)、間道(かんどう)などを安土桃山時代に千利休をはじめとする有名茶人が名物茶器の仕覆(しふく)に用いたことからその名が着いた、なんだかとてもありがた〜い布なのです。なんだか読みづらい漢字がたくさん出て来ましたが、昔のことを説明しようとするとど〜うも読めない漢字がたくさん出て来て困ります。
ともかく、その茶器を包んでいた布ののひとつに荒磯があったのです。この名物裂の名前の付け方にはいろいろあって、神社仏閣(本能寺金襴)名物茶器(日野間道 )のなまえから僧侶(大燈金襴)大名(大内桐金襴)はては花魁(吉野間道)に至まで様々な固有名詞をあてたものが、数多くあります。

しかし、荒磯ってなんなんでしょう・・・?名前の出所が意味不明です。もちろん、を一目見れば、荒波に揉まれて飛び交う魚がそこには描かれているので、荒磯で何の問題もないように思えますが・・・・
よ〜く見てください!『荒磯の魚には、ヒゲがある』のです。そーです!鯉なのです。海に鯉...海で恋はよくありますが、海に鯉はナイナイ!
ねっ!不思議でしょう?ここからは、私の私見ですので軽く読んでおいてください。
柄の画像
中国から伝わったこのは、実は揚子江か何処かの川に鯉が跳ねているところを模しただったのでは無いでしょうか?それを日本に伝わって来た時に、てっきり海と勘違いして荒磯と名付けてしまったのでは、無いでしょうか?とうぜん、鯉は鯛に魚間違いされてしまったのです。鯛に間違われた鯉が喜んだかどうかは別として、環境が違うとチョットしたことから勘違いが生まれる物です。
荒磯のような困難な恋をしているあなた!「勘違いも鯉のうち」あつ!違った、「恋のうち」なんて言われていませんか?・・・おあとが宜しいようで・・・
 
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その弐 いずれがあやめかかきつばた?
その参 柔道、そろばん、御前 ???
その四 まじめな格子と縞のはなし 前編
その伍 まじめな格子と縞のはなし 後編
その六 荒磯の魚には、ヒゲがある?
その七 亀甲は霊的な紋様なのです。
その八 紫陽花の意外な謎?
その九 フルーツポンチのポンチって?
その十 さよならばあちゃん [1/3]
その十一 さよならばあちゃん [2/3]
その一二 さよならばあちゃん [3/3]
その十三 おでんの世界 [1/2]
その十四 おでんの世界 [2/2]
その十五 まめ御飯(グリーンピースが嫌い!)[1/2]
その十六 まめ御飯(グリーンピースが嫌い!)[2/2]
 
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